借金取りと私の関係【完】
『柚葉に彼氏なんてできるわけないか』



「できるわけないって何、きゃっ…」



答えようとする私の耳に甘い痛み。



すぐ隣で気配を感じたときには、既に耳を甘噛みされていた。



『柚葉?』



真琴さんが心配そうな声で名前を呼ぶ。



「ちょっと黒崎さん……何でもないです真琴さん…っ」



黒崎さんを睨むが、どうやら楽しんでいるようで。



「彼氏ではないけど、イケナイ関係だよな」



わざとらしく大きい声で、黒崎さんはそんなことを言う。
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