借金取りと私の関係【完】
『柚葉?おい、大丈夫か!』



黒崎さんのいつも以上にいやらしく動く唇が、頬から首へ移動していく。



「あ…っちょ…と…っ」



力が抜けて、ケータイが落ちた。



黒崎さんはそれを拾い上げ、



「通話終了」



そう言って切ってしまった。



「どう?ドキドキした?」



唇を離した黒崎さんが、悪戯に笑う。



(まさか真琴さんに聞かせるために…?)
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