11月の物語
オレはルーシー姉さんがまだ悪魔界にいることに驚いた。
オレの止まったままの時間が再び動き出す。
キッと目をつり上げた彼女は俺を見つめたまま、話しかける。
―やばい・・・。―
オレはいつまでもクラリが消滅したことを引きずっててはいけない気がした。
オレは恐る恐る彼女に再び向き合って話しかける。
彼女は黙ったまましばらく沈黙が流れたのだ。
『お、お姉ちゃん?オレの家に来たってことは何かオレに用事があるんだよね?』
彼女は首を縦に振ると、ベットの上で横になって眠っているクラリを指さす。