11月の物語


『この女の方って、クラリさんですよね?』


『うん、そうだけど…。クラリはもう悪魔界にはいないんだ。消滅したんだ。』


オレは弱気な声で彼女に言った。


彼女はオレの肩をガシッとつかみ力強く何かを主張するようにオレに言うんだ。


『クラリさんは消滅してません。この悪魔界のどこかにいるんです。』


オレは彼女の言葉に思わず吹き出してしまう。


『ハハッ、君は面白いことを言うんだね。』
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