その灯火が消えるまで
あれから1ヶ月。
俺は結灯と一緒に帰る。
いつ何があってもいいように。
突然、泣きたなってもいいように。
それが今、俺のやるべきこと。
結灯を好きだから。
でもそれ以上に、結灯に助けられたから。
結灯は最近、さらにサボりが増えた。
その時間は、学校の教師の中でも唯一事情を知る戸塚先生が保健室のベッドを貸してるらしい。
俺は二人の間柄が若干心配だげど。
最近は結灯も調子が悪い時間が増えてるようだから、全くそんな心配はないと思う。
それとは別に。
一緒に帰るのは一苦労だ。