その灯火が消えるまで




学校に行けなかった私は、
病院で毎日を過ごしていた。




あれは、7歳の5月のこと。



「かなくん。目が悪くなっちゃうわよ」

「わかってます」



廊下を歩いていたら、子供の声と看護師さんの声が聞こえて。





「………はぁ」


その部屋から、
よく知ってる看護師さんが出てきた。



「どうしたの?」

「あらっ、結灯ちゃん」

< 280 / 413 >

この作品をシェア

pagetop