純情シンデレラ
「そうか。こっちもこれでオーケーだ。ありがとう」
「あ・・いえ」
「今日はもう帰っていいぞ」
「はい。松本さんは?」
「まだ帰れない。土曜は最低3時間勤務だからな。後1時間は仕事だ」
「そうなんですか・・・そう言えば宇都宮さん、いらっしゃらないですね。外回りですか?」
「いや。今日は休みだ」

営業の土曜出勤は、最低月2回すればいいこと(それ以上多くても構わないらしい)と、どの土曜日に来るかは各自で決めていいこと(但し大津課長には事前に報告する必要がある)ことを、松本さんが説明してくれた。

「あぁ。そういうことだったんですね」
「営業以外の課は、すでに土日が休みだからな。そのうち営業も完全週休二日になるかもしれん」
「でもすることがあるから、土曜も出勤になってるんじゃないんですか?」
「まぁそうだが。やろうと思えば他の日にできることもあるだろ」
「なるほど」
「それに完全週休二日制の企業は増え始めている。こっちが出勤していても、相手が休みという場合もあるしな」
「そうですね・・」

< 102 / 530 >

この作品をシェア

pagetop