純情シンデレラ
結局、松本さんに会ったのは、それから12日後の4月最後の日。
その間、社内で会ったり仕事で関わることもなかったので、話もしてなかったし、社外で会うことも、もちろんなかった。
今日松本さんに会ったのは、仕事・・とは言っても、社内報の残りの記事の入力と、最終チェックをするためだ。
「記事の入力は、この前の段階で9割近く済んでいる」
「そうですか。だったら、チェックを含めてもすぐ終わりますね」
「ああ」
松本さんから手渡されたフロッピーをセットしたとき、私は楽観的な気持ちだった。
残業になるのは確定だけど、そんなに長くはかからない、と。
たぶん松本さんも同じ気持ちを抱いていたと思う。
でも画面が映し出された途端、松本さんと私は、ほぼ同時に眉間にしわを寄せた顔を、画面に近づけていた。
その間、社内で会ったり仕事で関わることもなかったので、話もしてなかったし、社外で会うことも、もちろんなかった。
今日松本さんに会ったのは、仕事・・とは言っても、社内報の残りの記事の入力と、最終チェックをするためだ。
「記事の入力は、この前の段階で9割近く済んでいる」
「そうですか。だったら、チェックを含めてもすぐ終わりますね」
「ああ」
松本さんから手渡されたフロッピーをセットしたとき、私は楽観的な気持ちだった。
残業になるのは確定だけど、そんなに長くはかからない、と。
たぶん松本さんも同じ気持ちを抱いていたと思う。
でも画面が映し出された途端、松本さんと私は、ほぼ同時に眉間にしわを寄せた顔を、画面に近づけていた。