純情シンデレラ
同じ電算課で仲良くしている素子さんに、一緒に応援に行かないかと誘ってみたものの、「予定がある」と言われた私は、結局一人で来ていた。
営業の宇都宮さんも来ていないようだから、素子さんたちは、どこかでデート中なのかもしれない。たぶん。
あの人たちみたいに。
私は、自分でも“ちょっとだけ”程度に認めるくらい、ひねくれた気持ちで、試合中の松本さんを見て・・松本さんがいるすぐ近くの席で応援している姫路さんに視線を移した。
もう。なんで私、見ちゃうんだろう。
姫路さんを見るたびに、自分がどれだけ寂し気で地味な顔と容姿をしているか、思い知らされてしまうのに。
・・・でも、あそこに座られちゃうと、嫌でも視界に入ってしまうのよね。
美麗で派手な姫路さんの存在自体が目立っているから、私以外の人たちも、つい視線がそっちに行ってしまうようだし。
あーぁ、つい姫路さんと外見を比べてしまう自分が、つくづく嫌になる。
お父さんやお母さんが時々言ってるとおり、「自分は自分、人は人」なんだから、他人と自分は比較のしようがないと分かっているのに。
それでも・・・もし、私が姫路さんのような外見だったら。
あの人は私を見てくれるかしら。
あの人を私の方にふり向かせることが・・・。
営業の宇都宮さんも来ていないようだから、素子さんたちは、どこかでデート中なのかもしれない。たぶん。
あの人たちみたいに。
私は、自分でも“ちょっとだけ”程度に認めるくらい、ひねくれた気持ちで、試合中の松本さんを見て・・松本さんがいるすぐ近くの席で応援している姫路さんに視線を移した。
もう。なんで私、見ちゃうんだろう。
姫路さんを見るたびに、自分がどれだけ寂し気で地味な顔と容姿をしているか、思い知らされてしまうのに。
・・・でも、あそこに座られちゃうと、嫌でも視界に入ってしまうのよね。
美麗で派手な姫路さんの存在自体が目立っているから、私以外の人たちも、つい視線がそっちに行ってしまうようだし。
あーぁ、つい姫路さんと外見を比べてしまう自分が、つくづく嫌になる。
お父さんやお母さんが時々言ってるとおり、「自分は自分、人は人」なんだから、他人と自分は比較のしようがないと分かっているのに。
それでも・・・もし、私が姫路さんのような外見だったら。
あの人は私を見てくれるかしら。
あの人を私の方にふり向かせることが・・・。