純情シンデレラ
「まさかとは思うが、君の勤務先は不知火商事なのか?」
「え?はい。そうです、けど・・・・はいっ。見上です。おはようございます、上野課長。今○○駅におりまして・・・・・いえ。病気じゃありませんし、怪我もしていません・・・はい、大丈夫です。初日から遅刻をしてしまって申し訳ありません」と言って、見えない上野課長に頭を下げていたら、横から受話器を取り上げられた。
「あっ。ちょっと・・」
「あーもしもし。電算の上野課長ですか?こちら、営業の松本です」
「・・・え」
今この人、「営業の松本です」って、上野課長に―――私の上司に―――言った?わよね。
ということは。これって・・・まさか・・・。
今度は私の方が、受話器をぶん取った大柄な「松本さん」を、驚きの眼差しで見上げた。
「え?はい。そうです、けど・・・・はいっ。見上です。おはようございます、上野課長。今○○駅におりまして・・・・・いえ。病気じゃありませんし、怪我もしていません・・・はい、大丈夫です。初日から遅刻をしてしまって申し訳ありません」と言って、見えない上野課長に頭を下げていたら、横から受話器を取り上げられた。
「あっ。ちょっと・・」
「あーもしもし。電算の上野課長ですか?こちら、営業の松本です」
「・・・え」
今この人、「営業の松本です」って、上野課長に―――私の上司に―――言った?わよね。
ということは。これって・・・まさか・・・。
今度は私の方が、受話器をぶん取った大柄な「松本さん」を、驚きの眼差しで見上げた。