純情シンデレラ
「ギター、弾くんですね」
「ああ。実はこのアパート、テレビが映らないんだ」
「えっ!でも・・テレビ、そこにありますよ」
「それは友人が“引っ越しを機に新しいのを買うから、これをもらってくれ”と持ってきたんだ。ここじゃあテレビは使えんと知ってるくせに、うちを倉庫代わりにしやがって。そうだ。けんじょう君、これ使うか」
「いえっ。うちにはすでにテレビがあるので、2台はいらないと・・。それに、両親も私も、普段はあまりテレビを観ないから、やっぱり1台で事足りると思うので・・すみません」
「そうか。そうだよな。これは貰い手がなければ、古道具屋に持って行って処分してもらうから。気にしないでくれ」
「はぃ・・。あのぅ、松本さんはいつからギターを弾き始めたんですか?」
「高2の冬だ。あの頃より今の方がよく弾いている。音楽鑑賞も含めて、俺の娯楽の一つだ」
「お上手ですね。聞いててとても・・心が和みます」
「ありがとう」
「主にどんな曲を弾くんですか?さっきは“風に吹かれて”を弾いてましたよね」と私が言うと、松本さんは、途端に活き活きとした顔で「知ってるのか」と言った。
「ああ。実はこのアパート、テレビが映らないんだ」
「えっ!でも・・テレビ、そこにありますよ」
「それは友人が“引っ越しを機に新しいのを買うから、これをもらってくれ”と持ってきたんだ。ここじゃあテレビは使えんと知ってるくせに、うちを倉庫代わりにしやがって。そうだ。けんじょう君、これ使うか」
「いえっ。うちにはすでにテレビがあるので、2台はいらないと・・。それに、両親も私も、普段はあまりテレビを観ないから、やっぱり1台で事足りると思うので・・すみません」
「そうか。そうだよな。これは貰い手がなければ、古道具屋に持って行って処分してもらうから。気にしないでくれ」
「はぃ・・。あのぅ、松本さんはいつからギターを弾き始めたんですか?」
「高2の冬だ。あの頃より今の方がよく弾いている。音楽鑑賞も含めて、俺の娯楽の一つだ」
「お上手ですね。聞いててとても・・心が和みます」
「ありがとう」
「主にどんな曲を弾くんですか?さっきは“風に吹かれて”を弾いてましたよね」と私が言うと、松本さんは、途端に活き活きとした顔で「知ってるのか」と言った。