純情シンデレラ
「はい。私、アメリカのフォークソングやカントリーミュージックが好きなんです」
「そうか。俺も好きだ。クラシックほど眠くならず、ロックほど煩くない」

松本さんはそう言うと、ギターの上から下までの弦をポロンと一度、奏でた。
そして、ギターの木の部分をトントンと2度叩いて弾き始めた曲に、私はドキッとした。

「これは・・・」

カントリー・ロード。
私の一番好きな曲。
そして、私にとって、一番思い出深い曲だ。

最初、体を左右に揺らしてリズムを取っていた私は、気がつけば、ギターのメロディに合わせて歌っていた。

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