純情シンデレラ
「あたしが松本さんにあげたお肉、食べたんですってね」
「あぁ・・はい。とても美味しかったです」
「あたしはあなたに食べても良いと許可をあげた覚えはないわ!」
「おい。おまえからもらった肉を俺が誰とどう食おうと、俺の勝手だろ」
「それはそう。分かるわ、松本さん。でもね、あたしはあなたに全てを食べてもらいたくて、あのお肉を差し上げたのよ」
「いくら大食いな俺でも、あんな大きな肉の塊を一人で食べ尽くすことはできん」
「まあ松本さんったら。あたしの愛情の大きさが伝わったようね。嬉しいわぁ」

な・・なに、これ。
前から思ってたことだけど、姫路さんが松本さんに話す口調や態度と、松本さん以外の人と話す時のそれらが、とても同一人物とは思えないくらい違うのも、姫路さんなりの「愛情の大きさ」なのかしら。

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