純情シンデレラ
松本さんは左手で大きくて黒い傘を、そして右手で花束を持って歩いていた。
私も傘を持っているんだけれど・・さそうとしたら、「なぜ俺の傘に入らないんだ?」と言われて。
すごく不思議そうな顔をしている松本さんを見ていると、松本さんの傘に入るのが当然だという気になってしまった私は、“好意”に甘えることにした。
でも松本さんの隣加減が、とっても・・・近い。
「そんなに離れると濡れるぞ」
「いえっ。私はこれでいい・・」
「花は濡れてもいいんだろ?」
「えっ?はい。そうだけど・・」
「俺は両手が塞がってるから君を俺の方に寄せることができない。だから君が寄ってもらわないと困る」
「あ・・・じゃぁ。はぃ」
松本さんの言い方って、とても理路整然としているから、つい私は「そうよね」と納得してしまった。
それに、駅まですぐそこだし。
この場は重たい花束を持ってくれている上に、ジャンボ傘をさしてくれている松本さんに従うべきだと思った私は、松本さんの方へ半歩、歩み寄った。
私も傘を持っているんだけれど・・さそうとしたら、「なぜ俺の傘に入らないんだ?」と言われて。
すごく不思議そうな顔をしている松本さんを見ていると、松本さんの傘に入るのが当然だという気になってしまった私は、“好意”に甘えることにした。
でも松本さんの隣加減が、とっても・・・近い。
「そんなに離れると濡れるぞ」
「いえっ。私はこれでいい・・」
「花は濡れてもいいんだろ?」
「えっ?はい。そうだけど・・」
「俺は両手が塞がってるから君を俺の方に寄せることができない。だから君が寄ってもらわないと困る」
「あ・・・じゃぁ。はぃ」
松本さんの言い方って、とても理路整然としているから、つい私は「そうよね」と納得してしまった。
それに、駅まですぐそこだし。
この場は重たい花束を持ってくれている上に、ジャンボ傘をさしてくれている松本さんに従うべきだと思った私は、松本さんの方へ半歩、歩み寄った。