純情シンデレラ
「わぁ、キレイに撮れてるねー。これ、使い捨てカメラで撮ったんでしょ?」
「うん。天気も良かったからね。写り良いよね?」
「外でのパーティーだったら晴れて良かったなぁ」
「はい。本当に」
「あ。この人が結婚したいとこさん?」
「うん。直美姉ちゃん。で、隣にいるこの人が、新郎の徳島さん」
「お二人はどこで知り合ったの?」
「去年だったかな、伯父さんが家族で経営しているペンションを一部リフォームすることになってね、その時に知り合ったって」
「えっ?てことは、ケイちゃんの伯父さんってペンションやってるの?」
「うん。涼里で。パーティーは伯父さんたちのペンションの庭であったんだ」
「あぁそう」
「うわぁ!ペンション行きたーい!ねぇねぇ。来月!4人で行きましょうよ!」
「あぁ・・別にいいんだけど、今年の夏シーズン中は全て満室だって言ってたよ」と遠慮がちに私が事実を言うと、素子さんはガクッと頭を垂れた。

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