純情シンデレラ
「お母さん、お父さん。心配かけてごめんね。私なら大丈夫」
「しかしよぉ、こう何度も続けて頭痛が起こってるってのは、お父さんにとっちゃあ気がかりなこった。なあ恵子。明日にでもお父さんと一緒に病院に行くか」
「いや、ホントに大丈夫。私・・・病気じゃないから」
「恵子っ!もしかしてあんた、やっぱり・・・できたんじゃ・・・」
「・・・え?」

「できた」って、まさかお母さん・・・!?
お父さんを見ると、「実は母さんが言いたかったことを俺も思ってたんだ」という顔をしている。
私は二人の勘違いを正すために、慌てて上体を起こした。

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