純情シンデレラ
吐いたことで、頭の痛みは激減したけど・・・体全体に力が入らなくて、流すことができない。
せめて、ほんのちょっとだけ・・・1センチでいいから、お尻を上げることができたら・・・右手を伸ばせば届く・・のに・・・。
私がハァハァと荒い息をつきながら、必死に右手を上へと伸ばしていた、そのとき。
お母さんの手が伸びて、私の代わりに流してくれた。
お母さんは、「大丈夫?恵子」と優しく私に問いかけながら、立とうとしてるけど、なかなか立てなくてペタンと座りこんでいる私に、手を貸してくれた。
「うん。だいじょうぶ・・・。起こしちゃって、ごめんね・・」
「そんなことはいいのよ。それより恵子」
「ん・・」
「今回の頭痛は、ちょっとひどい方なんじゃない?」
「そうね・・・」
「それに、ついこないだもあったばかりじゃねえか」
「あ。お父さんまで起こしちゃった・・」
「俺は起きてたよ」
「夜更かししてまで原稿を書く必要があるんですか」
「時と場合によっちゃあ、夜の方がはかどるんだよ」とお母さんに言いながら、お父さんも私に手を貸してくれて、二人で私を部屋まで運んで、ベッドにそっと寝かせてくれた。
せめて、ほんのちょっとだけ・・・1センチでいいから、お尻を上げることができたら・・・右手を伸ばせば届く・・のに・・・。
私がハァハァと荒い息をつきながら、必死に右手を上へと伸ばしていた、そのとき。
お母さんの手が伸びて、私の代わりに流してくれた。
お母さんは、「大丈夫?恵子」と優しく私に問いかけながら、立とうとしてるけど、なかなか立てなくてペタンと座りこんでいる私に、手を貸してくれた。
「うん。だいじょうぶ・・・。起こしちゃって、ごめんね・・」
「そんなことはいいのよ。それより恵子」
「ん・・」
「今回の頭痛は、ちょっとひどい方なんじゃない?」
「そうね・・・」
「それに、ついこないだもあったばかりじゃねえか」
「あ。お父さんまで起こしちゃった・・」
「俺は起きてたよ」
「夜更かししてまで原稿を書く必要があるんですか」
「時と場合によっちゃあ、夜の方がはかどるんだよ」とお母さんに言いながら、お父さんも私に手を貸してくれて、二人で私を部屋まで運んで、ベッドにそっと寝かせてくれた。