純情シンデレラ
私の思ったとおり、有栖川さんから連絡は来なかった。
どうしても伝えたいことがあるなら、会社に来るか、会社に電話をかけてくるはず。
それもないということは、有栖川さんの方から言うことは何もないということなのだろうと、私は解釈していた。
「なあ見上さん。有栖川の課長とまだ会ってる?」
「会ってませんよ。もしかして宇都宮さん、私に探りを入れるよう、石狩さんから頼まれたんですか?」
「いやいやいやいや!そうじゃないんだけど!」
胸のあたりで両手を左右にふりながら、慌てて否定する宇都宮さんに、すかさず素子さんが「けど、何よ」と詰め寄った。
どうしても伝えたいことがあるなら、会社に来るか、会社に電話をかけてくるはず。
それもないということは、有栖川さんの方から言うことは何もないということなのだろうと、私は解釈していた。
「なあ見上さん。有栖川の課長とまだ会ってる?」
「会ってませんよ。もしかして宇都宮さん、私に探りを入れるよう、石狩さんから頼まれたんですか?」
「いやいやいやいや!そうじゃないんだけど!」
胸のあたりで両手を左右にふりながら、慌てて否定する宇都宮さんに、すかさず素子さんが「けど、何よ」と詰め寄った。