純情シンデレラ
・・・この豪華で広い個室内にはバス・トイレがあるのに、姫路さんのお母さんは、わざわざ部屋を出て花を活けに行った。ということは・・二人だけでゆっくりおしゃべりしてくださいという、お母さんなりの気遣いなのだろう。
それでも私は本当にすぐ帰ると決めていたし、実際長居はしなかった。
姫路さんと二人だけになった途端、早速気まずくなった私は、そんな気持ちをごまかすように、座ったまま室内をざっと見渡したことで、すでにたくさんの花束が飾られていることに、ようやく気がついた。
私の目線を追ったのか、姫路さんが窓辺に飾ってある、たくさんの花束を見ながら「すごいでしょ」と言った。
「え?えぇ」
「右から3番目の花束は不知火の呉課長夫妻からのお見舞い品で、あそこの胡蝶蘭は確か、等々力専務夫妻からだったかしら。とにかく、あたしが入院したと聞きつけた途端、パパの仕事関係の人たちから、それはもう豪華な花束や、ああいった胡蝶蘭の鉢植えがどんどん届いたのよ」
「そぅですか・・・」
それでも私は本当にすぐ帰ると決めていたし、実際長居はしなかった。
姫路さんと二人だけになった途端、早速気まずくなった私は、そんな気持ちをごまかすように、座ったまま室内をざっと見渡したことで、すでにたくさんの花束が飾られていることに、ようやく気がついた。
私の目線を追ったのか、姫路さんが窓辺に飾ってある、たくさんの花束を見ながら「すごいでしょ」と言った。
「え?えぇ」
「右から3番目の花束は不知火の呉課長夫妻からのお見舞い品で、あそこの胡蝶蘭は確か、等々力専務夫妻からだったかしら。とにかく、あたしが入院したと聞きつけた途端、パパの仕事関係の人たちから、それはもう豪華な花束や、ああいった胡蝶蘭の鉢植えがどんどん届いたのよ」
「そぅですか・・・」