純情シンデレラ
「ど、どうして・・」
「あなたはあたしのライバル。友だちじゃあないからよ」

ハァとため息をついた姫路さんは、再び目をつぶって「悪いけど、本当に疲れたの。帰ってちょうだい」と言った。

「・・はぃ、分かりました」
「あたしのこと、社員の誰にも言っちゃダメよ」

すでに出入口に向かっていた私は、泣きそうになっていたので、姫路さんに背を向けたまま「言いません」と答えた。

私の答えに満足したのか、姫路さんがクスッと笑った声が聞こえた。
そして「さよなら、メガネちゃん」という姫路さんの言葉を最後に、私は病室を出た。

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