純情シンデレラ
「うん・・。その気持ち、分かります」
「ありがとう、みかみ君」
「・・・え?」

今・・・。

「君ならそう言ってくれると思った」

・・・「今夜は一人になりたくない」という松本さんの気持ちが分かるのは、本当のことで。
そして松本さんから「みかみ君」と呼ばれたことに、私は素直に驚いた。



松本さんの突然の来訪に、「いらっしゃい!急な来客はよくあることだから」とお母さんは言って、テキパキと客間に来客用のお布団を敷き始めた。
そしてお父さんは、「夜気に当たったおかげで目が覚めた」と言う松本さんに、晩酌を勧めた。
私はもう十分飲んだし、家に帰った安心感からか、疲れがどっと押し寄せてきたので、お風呂に入って寝ることにした。

< 424 / 530 >

この作品をシェア

pagetop