純情シンデレラ
「足が痛むのか?それで止まったのか?」
「ち、ちが・・・。歩けます」
「そうか。じゃあ帰ろう。ここに突っ立ったままだと俺たちが雪だるまになってしまうぞ」と言われて、ようやく笑いを取り戻した私だけど、寒さで顔がこわばって、うまく笑えない。
それは松本さんも察してくれたのか。
片方の口角だけ上げてニヤリと笑った松本さんは、私の手を掴むと、彼にとってはゆっくりなペースで歩いてくれた。
手袋をしていても、指先はジンジンと冷えている。
でも、松本さんの手の感触は、手袋越しでも温かいと思った。
そして、なぜか「懐かしい」とも思った―――。
「ち、ちが・・・。歩けます」
「そうか。じゃあ帰ろう。ここに突っ立ったままだと俺たちが雪だるまになってしまうぞ」と言われて、ようやく笑いを取り戻した私だけど、寒さで顔がこわばって、うまく笑えない。
それは松本さんも察してくれたのか。
片方の口角だけ上げてニヤリと笑った松本さんは、私の手を掴むと、彼にとってはゆっくりなペースで歩いてくれた。
手袋をしていても、指先はジンジンと冷えている。
でも、松本さんの手の感触は、手袋越しでも温かいと思った。
そして、なぜか「懐かしい」とも思った―――。