純情シンデレラ
「賭け・・?」
「ああ。もしあいつが会社まで君を迎えに来なければ、君は一人で帰るはずだ」
「だから、有栖川さんは今、フランスにいるはずだと・・・大みそかにお別れして以降、連絡取り合ってないから、今もフランスにいるかどうかは私も知らないけど」
「あの時点で俺はそんなことを知らなかったんだから、賭けるしかなかった」
「そうですか・・そうですね。それで一体、何を賭けたんですか」
「君が一人で駅まで来たら、俺は君を家まで送り届ける。そして君の想いを確かめる。吉か凶、どちらに転んでも、もう君を避けるのは止めると決めた。君を避けても俺の想いはどうにもならないどころか、塞がる一方だと気づいたからな。だから、君が一人で駅まで来ることに俺は賭けた。君への想いと一緒に。・・・待ってて良かった」
・・・もうこの人は。どこまで純情で真っ直ぐなんだろう。
普段はとても頼りがいがある人なのに、恋愛に関しては、どこまでも不器用で・・って、私も人のことはあれこれ言えないけど。
でも私は、そんなあなたが・・・。
あなただから・・・。
私は、大柄な松本さんにギュッと抱きついて一言、「好き」と囁いた。
「ああ。もしあいつが会社まで君を迎えに来なければ、君は一人で帰るはずだ」
「だから、有栖川さんは今、フランスにいるはずだと・・・大みそかにお別れして以降、連絡取り合ってないから、今もフランスにいるかどうかは私も知らないけど」
「あの時点で俺はそんなことを知らなかったんだから、賭けるしかなかった」
「そうですか・・そうですね。それで一体、何を賭けたんですか」
「君が一人で駅まで来たら、俺は君を家まで送り届ける。そして君の想いを確かめる。吉か凶、どちらに転んでも、もう君を避けるのは止めると決めた。君を避けても俺の想いはどうにもならないどころか、塞がる一方だと気づいたからな。だから、君が一人で駅まで来ることに俺は賭けた。君への想いと一緒に。・・・待ってて良かった」
・・・もうこの人は。どこまで純情で真っ直ぐなんだろう。
普段はとても頼りがいがある人なのに、恋愛に関しては、どこまでも不器用で・・って、私も人のことはあれこれ言えないけど。
でも私は、そんなあなたが・・・。
あなただから・・・。
私は、大柄な松本さんにギュッと抱きついて一言、「好き」と囁いた。