純情シンデレラ
「・・・私もそう思います。あ、それでね、今日からしばらくの間、松本さんはうちで暮らしてもらった方がいいと・・・思うの。今日は幸い、全然被害を受けてないけど、またいつ、こんないたずらが起こるか分からないし。危険でしょ?」
「そうね。松本さん、好きなだけうちにいなさいよ。どうせ恵子とは結婚する仲なんだし、遠慮することないわよ!」

ここでお母さんが「結婚」という言葉を出したことで、この場に緊張が走った。

「はい。ありがとうございます。今週一杯まで厄介になります」
「え?それからは・・どうするの?またあのアパートに戻るんですか?」
「一応な。必要な物もあるし」
「でも、やっぱり危険じゃ・・」
「そぅよっ!必要な物は、取りに行くだけでまたすぐうちに持ってくればいいじゃないの。それに危ないと分かってる場所に娘を行かせるのはねぇ」
「それはもちろんです」とお母さんに言った松本さんは、隣にいる私の方を見て「だから君はもうあのアパートに来てはいけない」と、諭すような顔で言った。

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