純情シンデレラ
「で、でも・・あなたも危険でしょう?」
「俺なら大丈夫だよ。それに俺、引っ越すからさ」
「・・・え?いつ!」
「来週だ」
「どこ!」
「佐元(さもと)の公団住宅。来週ようやく部屋が空くと、一昨日連絡をもらったばかりだ」
「あ・・ぁ、そういうことだったんですね」

・・・そうか。この人はすでに引っ越し先を決めてたんだ。
それで安心した私は、ニコッと微笑んだ。

「本来なら君と一緒に暮らす場所だから、君と一緒に物件を探すべきだと思ったんだが、決まったのが急だったから。色々と」
「そう、ですね。でも佐元なら、会社までのアクセスも良いし、両親の家(ここ)にもそう遠くはないから」
「佐元と言えば、団地がたくさん建ってるとこだよな。ま、あの辺なら住環境も良いと言えるだろうが・・家族世帯が多いんじゃねえのか?おまえたちはそれでもいいのか?」
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