純情シンデレラ
「そしておまえは帰れ」
「ええー?もう少しだけ。ね?いいでしょ?」
「俺はまだメシを食ってる最中なんだ。君も昼飯食べに行くと言ったじゃないか。これ以上邪魔するな」
キッパリ言いきった松本さんに、姫路さんは大仰な溜息をつくと、やっと「分かったわ」と言ってくれた。
宇都宮さんと素子さんだけじゃなく、私たちの両隣のテーブルにいる人たちまで、密かに細く長い安堵の息をついている。
私も密かにホッとしていた。
社員みんな、姫路さんに関わらないようにしてると言うのは、大げさな嘘じゃなかったんだ・・・。
「そっ、そう言やぁいずるっ、見上さんに頼みごとがあるんだろ?」
「あぁそうだった。けんじょう君」
「みかみです」と言い直した私に、松本さんは「あぁ」と言っただけだった。
それは、まだこの人の脳内に「みかみ」ってインプットされてないだろうなと思わせるような言い方だったのに、私は怒るどころか笑いそうになってしまった。
それより、さっきの姫路さんの態度の方が、余程頭にきてる!
「社内報づくりを手伝ってほしい」
「社内報?ですか」
その言葉は、再びカッカし始めていた私をクールダウンさせる効果が十分にあった。
「ええー?もう少しだけ。ね?いいでしょ?」
「俺はまだメシを食ってる最中なんだ。君も昼飯食べに行くと言ったじゃないか。これ以上邪魔するな」
キッパリ言いきった松本さんに、姫路さんは大仰な溜息をつくと、やっと「分かったわ」と言ってくれた。
宇都宮さんと素子さんだけじゃなく、私たちの両隣のテーブルにいる人たちまで、密かに細く長い安堵の息をついている。
私も密かにホッとしていた。
社員みんな、姫路さんに関わらないようにしてると言うのは、大げさな嘘じゃなかったんだ・・・。
「そっ、そう言やぁいずるっ、見上さんに頼みごとがあるんだろ?」
「あぁそうだった。けんじょう君」
「みかみです」と言い直した私に、松本さんは「あぁ」と言っただけだった。
それは、まだこの人の脳内に「みかみ」ってインプットされてないだろうなと思わせるような言い方だったのに、私は怒るどころか笑いそうになってしまった。
それより、さっきの姫路さんの態度の方が、余程頭にきてる!
「社内報づくりを手伝ってほしい」
「社内報?ですか」
その言葉は、再びカッカし始めていた私をクールダウンさせる効果が十分にあった。