純情シンデレラ
「えっ!?ちょ・・」
突然のことにビックリして、言葉に詰まっている私に、松本さんは何も言わず、ズンズン歩くので、松本さんに引き寄せられてる状態の私も、つられるように歩くしかない。
幸い、松本さんは少しだけ歩いて、すぐ止まってくれた。
だけど私の心臓は、ノンストップでドキドキ高鳴りっぱなしだ!
「あそこは邪魔になる」
「・・・ぁ・・」
私を覆っていた松本さんの、太くてガッシリした腕が、目の前から消えたおかげで、私たちは営業課の室内に入っていることが分かった。
確かに、広めに取ってはいるけれど、出入口に大人が二人も立っていたら―――しかも、内一人は大柄な人だし―――他の人たちの行き来の邪魔になっていた。
現にさっき、誰かが「失礼」と言った声が聞こえた気がしたし。
・・・その後すぐ、松本さんに引き寄せられちゃったから、定かじゃないけど。
徐々にドキドキが収まってきた私は、それでも松本さんの顔を見ることができなかったので、代わりに、自分の目の前にある松本さんの白いワイシャツに視線を移した。
でも、それも間違いだったのかもしれない。
つい松本さんのワイシャツへ、手を伸ばしそうになってる自分に気がついてしまったから!
よ、よかった・・・両手、塞がってて。
じゃないと私、社内でとんでもないことをしでかしそうになっていた!
突然のことにビックリして、言葉に詰まっている私に、松本さんは何も言わず、ズンズン歩くので、松本さんに引き寄せられてる状態の私も、つられるように歩くしかない。
幸い、松本さんは少しだけ歩いて、すぐ止まってくれた。
だけど私の心臓は、ノンストップでドキドキ高鳴りっぱなしだ!
「あそこは邪魔になる」
「・・・ぁ・・」
私を覆っていた松本さんの、太くてガッシリした腕が、目の前から消えたおかげで、私たちは営業課の室内に入っていることが分かった。
確かに、広めに取ってはいるけれど、出入口に大人が二人も立っていたら―――しかも、内一人は大柄な人だし―――他の人たちの行き来の邪魔になっていた。
現にさっき、誰かが「失礼」と言った声が聞こえた気がしたし。
・・・その後すぐ、松本さんに引き寄せられちゃったから、定かじゃないけど。
徐々にドキドキが収まってきた私は、それでも松本さんの顔を見ることができなかったので、代わりに、自分の目の前にある松本さんの白いワイシャツに視線を移した。
でも、それも間違いだったのかもしれない。
つい松本さんのワイシャツへ、手を伸ばしそうになってる自分に気がついてしまったから!
よ、よかった・・・両手、塞がってて。
じゃないと私、社内でとんでもないことをしでかしそうになっていた!