桜龍
涼の過去の話を聞き、白龍に入った理由などみんなの第一印象のことなどを聞いた

「紘ちゃんは、聞き上手だね!なんでも、答えちゃいそう!」

そう言われ、そういえば九龍の時も過去に苦しみを持ってる奴らの話を聞いたなぁ…

まぁ、ここまであたしと似てるって思った人は涼が初めてだけど…

「一旦、座敷へ戻ろうか!みんな潰れてるだろうしね!」

そりゃ、あの部屋を出てすでに3時間はたっている

あれだけのハイスピードで、飲んでいて潰れない訳ないだろう

『部屋戻ったら酒缶の量ヤバそうだね…』

前の時もそうだったから、今回もそうだろうと予想出来た

「そうだろうねー!」

軽く笑っちゃってる涼

座敷へ戻れば

「やっぱりみんな潰れちゃったねー!」

そりゃ、そうだよね…

『とりあえず、人数分の掛け布団やらを持ってくるね。このままじゃ風邪引くだろうし…』

まだ、冬前とはいえ夜になれば少し冷え込む

「じゃあ、一緒に取りに行こうか!」

そう言ってみなくんたちの住居スペースにまたお邪魔して人数分見つけ一人一人にかけていった

『さて、片付けますか…』

「手伝うよー!」

とりあえず、明日、というかもう日付過ぎちゃってるから今夜とも言うけど…

みなくんが襖を戻せばすぐにお店を開けられるようにしておいてあげよう

涼の協力も得ながら座敷全てを片付けていった

涼のおかげで思った以上に時間はかからなかった…

『よし、これで大丈夫でしょ。ありがと。助かった。』

「いえいえ。俺らはいつもここを利用するのに片付けなんてやらないからなー!みんなが飲み比べを始めたら被害が来ないよう俺は帰っちゃうし!」

悪戯っ子の笑みを浮かべた涼

『それが正解だと思うよ…』

うん、間違いない

「ふふふ、俺も否定はしないよっ!」

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