爆走姉貴ー星路の苦悩ー
「俺が今使ってんだよ!順番守れよ!」
「はぁ?お前馬鹿じゃね?」

いきなり馬鹿呼ばわり?!

「あたしが来たら、速やかに退ける憲法を知らんのか」
憲法?!
「お前!法に守られてんのかよ!」
「あたしは、全てから擁護されて当然の人間だからな」


また始まった!
美月の自分本位!


「めちゃくちゃ言うなよ!順番守るのは当然の事だろ!」
「憲法か?」
「憲法じゃなくても決められてるだろ!マナーだよ!マナー!」
「誰が決めたんですかぁ〜?」


うわっ!
かなりムカつく語尾上がり口調!


「いつ決めたんですかぁ〜?何時何分何秒ですかぁ〜?地球が何回まわった時ですかぁ〜?」

地球が?!


「はっきりしてくださぁ〜い?でないと目玉をほじくるぞ〜」

目玉を?!



「残虐な事を朝から吐くなよ!」
「お前、うだうだ屁理屈うるさいな」


美月の方が屁理屈だよねっ?!




「もう視界から消えろ。あたしの美容に影響が出たら、お前処刑だぞ?」
「俺、罪人?!」
「少しくらい顔がいいからって調子に乗るなよ?あたしと比べたら、お前なんか鼻糞だぞ」



罪人よりも下扱い?!
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