爆走姉貴ー星路の苦悩ー
そこには、ピンクのチューブドレスを着た……俺の……彼女……。





「星路くん……どうしてここに…」







美鈴だ。

間違い無く俺の彼女の……。





美鈴……美鈴……みみ……。









「うわぁっ?!星路が倒れた!」



頭が真っ白になった俺は、そのまま引力に身を委ねた。





「やべ!白目向いて痙攣してる!」
「呼吸もやばくね?!」




「星路くん!しっかりして!」





消えていく意識。


美鈴の俺を呼ぶ声。







なぜなんだ、美鈴……。


どうしてキャバクラに……。








美鈴――――っ?!










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