男気スイッチ
異国のムード
翌朝、隼人は目を覚ました。時計に目をやる。 午前6時 ほっと胸をなでおろす。隼人はむっくり起き上がるとキッチンに行き、蛇口をひねった。勢いよく水がながれだし、コップに水をくみ飲んだ。 『ゴクゴク』と喉がなるのを聞いて、意識がはっきりしてきた。 テーブルの上においてあるインスタントコーヒーをとり、瞬間湯沸かし器で熱湯をそそいだ。 少し泡立ったコーヒーからはとてもいい香りがする。 隼人は椅子に腰掛け、大きく背伸びをし、さっさと身支度を整えてしまった。モーニングコーヒーを飲み終え、隣の部屋から目覚ましが聞こえた頃には隼人はアパートを出発していた。
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