こじれた恋の終わらせ方
「誰だ?!君は?」


突然のイケメンの登場に津田さんは動揺が隠せないようだ。


座っていた時の目線が、水野とほぼ一緒だったから、津田さんも身長が高いのかと思っていたけど、いざ水野と比べてみるとだいぶ差がある。


水野、足長いもんな~何てどうでもいいことを思っている私をよそに水野ははっきりと言った。



「俺?こいつの彼氏です。」


我に返って水野を見る。


津田さんも、驚きの表情で水野を見ている。



「君が麗華さんの彼氏?」


「そうです。」


違います。


「そんな・・・金でも貢がれてるのか?」


「そんなんじゃない。」


確かに、不釣合いかもしれませんが、失礼な。


水野は女に金を貢がせるような男じゃありません!!



「じゃ、じゃあ、君も九条病院の院長の座が目当てか?!」


「は?そんなん興味ないし。」


っていうか、津田さん、今自分は私じゃなくて院長の座目当てって言ったも同然だよね。



「じゃあ、君は何なんだ?!」


「だから、こいつの彼氏だって。」



そう言って私を自分の方に引き寄せた。



あっけにとられていた津田さんは手に力が入っていなかったようで、私はあっさりと水野の腕の中に納まった。



「何を言っているんだ君は?僕は麗華さんのお父様から麗華さんと結婚するように言われてるんだぞ?」


「意味わかんない。」


「どこが意味が分からないんだ!!」


津田さんがヒステリックに叫んだ。



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