こじれた恋の終わらせ方
私は反射的に顔を上げた。
今までに見たことがないくらい悲しそうな顔をした水野と目が合う。
私が泣いているのに気付いた水野はさらに顔を歪めた。
「水野・・・私・・・」
何か言うべきなのに、何を言ったらいいのかわからなかった。
その時、水野の持っている私のカバンから着信音が聞こえてきた。
「あ・・・」
それに気づいた水野は無言でカバンを私に差し出した。
わたしもそれを無言で受け取る。
そして、スマホのディスプレイに表示された文字は『実家』。
その文字を見た私は固まってしまった。
そうだ。見合いをぶち壊したんだった。
とどめは水野がさしたけど、その前から破たんしていたように思う。
私の様子がおかしいとこに気づいた水野は、遠慮がちに私の持っているスマホを覗き込んだ。
「出ないの?」
そう聞かれても私は固まったままだ。
水野は、そんなわたしからスマホを奪い取るとそのまま電話に出てしまった。
「水野?!」
あわてる私を水野は手で制した。
「もしもし。
すいません。私は、麗華さんと同じ高校だった水野千尋と申します。
もし、今日のお見合いの件でのお話でしたら、私からご説明いたします。
・・・・はい。では、今からそちらに麗華さんとうかがってもよろしいですか?
はい。では。後程。失礼します。」
そう言って私の実家からの電話を一度も私に代わることなく切ってしまった。
今までに見たことがないくらい悲しそうな顔をした水野と目が合う。
私が泣いているのに気付いた水野はさらに顔を歪めた。
「水野・・・私・・・」
何か言うべきなのに、何を言ったらいいのかわからなかった。
その時、水野の持っている私のカバンから着信音が聞こえてきた。
「あ・・・」
それに気づいた水野は無言でカバンを私に差し出した。
わたしもそれを無言で受け取る。
そして、スマホのディスプレイに表示された文字は『実家』。
その文字を見た私は固まってしまった。
そうだ。見合いをぶち壊したんだった。
とどめは水野がさしたけど、その前から破たんしていたように思う。
私の様子がおかしいとこに気づいた水野は、遠慮がちに私の持っているスマホを覗き込んだ。
「出ないの?」
そう聞かれても私は固まったままだ。
水野は、そんなわたしからスマホを奪い取るとそのまま電話に出てしまった。
「水野?!」
あわてる私を水野は手で制した。
「もしもし。
すいません。私は、麗華さんと同じ高校だった水野千尋と申します。
もし、今日のお見合いの件でのお話でしたら、私からご説明いたします。
・・・・はい。では、今からそちらに麗華さんとうかがってもよろしいですか?
はい。では。後程。失礼します。」
そう言って私の実家からの電話を一度も私に代わることなく切ってしまった。