きらきらのレビュー一覧
5.0
人には、特に女の子には「盛りたい」願望があるような気がします。ふと「女は自らを良く思う者のために飾る」という話をふと思い出す、そんな作品です。
これは誰でも多少は有ると思います。
リアルと虚構との使い分け。
この作品の女性の場合は虚構に依存してしまいますけど。
それを救いの有る上手い短編にしてます。
こういう事は特に女性は多いかも知れないですね。
細かく描いてて非常に良いです。
作者の多面的才能も見られてとても嬉しいです。
貴方のきらきらは?
本当は誰にでもいつだってどこにでもそれはあって。だけどしっかり見ていないとそれはただのホコリ、そうロッカーの側で舞い上がるチリと同じで。だけどそのチリも見方によってはとても特別で大切なものになって。手を伸ばせはそこに3000円のケーキ。特別な味、特別な場所、特別なパティシエがきっと作る1切れ3000円。だけどもしかしたらコンビニで売ってるスイーツの方が美味しいじゃんとか思えたりするかもしれなくて。だから結局、それを手に入れるのは物理的な事からじゃなくて全てはあなた次第。全ては自分でそれをーーー
キラキラを掴め
と思わせてくれるとっても素敵な作品でした。是非。
朝起きて鏡の前に立ったとき。
自分が一番ブスな瞬間だと思う。
それからご飯を食べて洗顔して、血色が少し良くなって少しホッ。ファンデーションを塗って、髪を整えて「いつものわたし」の土台が出来たらようやく平常心。マスカラ、チーク、ネイル…「盛る」工程は戦闘モードだ。
女子という生き物は、外へ出る時点で既に何重もの「ウソ」で武装している。自分を飾るウソは標準装備なのだ。そして化粧を落とすたび鏡の前でため息を吐く。毎日はその繰り返しだ。
だから夢を見る。生まれながらに美しいものになりたいと願う。だけど。
この作品を読んで気付いた。
そう願う心が「きらきら」の第一歩だって事に。
飾る私も寝起きの私もどちらも「私」だと胸を張れるまで。足掻こう、女子たち!その輝きに気付いてる人はきっと、傍にいる。