秘密 ~ホテル・ストーリー~
「ごめん、あとで落ち合おう。9時に電話する」囁くような声だったけど、亮平の耳にもしっかり聞こえていた。
「ごめん。席外してて」未希が謝った。
「外すとき、ちゃんと断ってからにしてくれ」
「うん。そうする」さっきと打って変わって、明るい表情をしてるのにも亮平はイラついた。
「パンフレットもっと出しとくね」
未希は、しっかり化粧し直して、嬉しそうに笑顔を向けてくる。その笑顔に亮平は、ひどくムカついて、その怒りを彼女にぶつけそうになった。持ち場離れて、何やってんだよって。
しばらくして、未希の姿が見えないことに気が付いた。
もう、やってらんねえ。また岩井課長と会ってんのかよ。亮平は、手に持っていたチェック表をテーブルに投げつけた。
「中田君、どうかしたの?」
彼女は、ふらっとコンビニの袋なんか下げて帰ってきた。亮平は、気持ちを静める前に未希を睨みつけた。
「お前、またどこ行ってんだよ」
乱暴な言い方に、未希が戸惑った。
「あっ、あのね。お昼とっくに過ぎてるから、何か買ってこようと思って」
「そうかよ」
「ほら、中田君のも。ピーマン入ってないの探してたら、遅くなっちゃった」
「何やってんの」弁当を差し出されて、怒りが嘘のように収まっていく。
亮平は、拍子抜けした。
未希が課長と会ってたわけじゃないと知って、ほっとしてる。この女に感情を左右されてるなんてどうかしてる。
「中田君、食べよう」
「ごめん。席外してて」未希が謝った。
「外すとき、ちゃんと断ってからにしてくれ」
「うん。そうする」さっきと打って変わって、明るい表情をしてるのにも亮平はイラついた。
「パンフレットもっと出しとくね」
未希は、しっかり化粧し直して、嬉しそうに笑顔を向けてくる。その笑顔に亮平は、ひどくムカついて、その怒りを彼女にぶつけそうになった。持ち場離れて、何やってんだよって。
しばらくして、未希の姿が見えないことに気が付いた。
もう、やってらんねえ。また岩井課長と会ってんのかよ。亮平は、手に持っていたチェック表をテーブルに投げつけた。
「中田君、どうかしたの?」
彼女は、ふらっとコンビニの袋なんか下げて帰ってきた。亮平は、気持ちを静める前に未希を睨みつけた。
「お前、またどこ行ってんだよ」
乱暴な言い方に、未希が戸惑った。
「あっ、あのね。お昼とっくに過ぎてるから、何か買ってこようと思って」
「そうかよ」
「ほら、中田君のも。ピーマン入ってないの探してたら、遅くなっちゃった」
「何やってんの」弁当を差し出されて、怒りが嘘のように収まっていく。
亮平は、拍子抜けした。
未希が課長と会ってたわけじゃないと知って、ほっとしてる。この女に感情を左右されてるなんてどうかしてる。
「中田君、食べよう」