悪役の私






好きだから、堂々を手を繋いで街を歩いてみたいし、本当は周りを気にしないでいちゃいちゃしたい。




「この人と私は愛し合っているんです」




周りの全ての人に、自慢したいくらいなの。








「じゃあ、旅行する??」




…!?!?!?




優の提案に私は一瞬息が止まった。





「い…いいの?」





「俺も、西沢さんと遠くに行ってみたい」






優の言葉はいつも優しい。





今だけの恋愛なはずが、終わりは見えるわけもなく気持ちはどんどん大きくなっていく一方だ。









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