もう一度出会えたら
よほど集中していたのか、びっくりして驚いている大翔の姿に笑いが溢れる。


「大翔、驚きすぎだよ。」


『まぁ…いや…確かにそうだよな』


そう言って2人で笑い合う。グッーと後ろに伸びをした大翔。


『せっかくコーヒー貰ったし、ちょっと休憩でもするか?朝比奈はもう終わり?』


「うん、でも私もこれ飲みたいから」


そう言ってカフェオレの缶を振ってみせた。


いつもは静かな夜のオフィスも、今日は休み前という事もあってかまだ活気に


溢れていた。自販機前の休憩スペースには他の課の人たちも何人かがコーヒー


を飲んで休憩を取っていた。


空いている席に大翔と座り、カフェオレを一口飲むとテーブルの上に缶を置く。


「はぁー甘くて美味しい」


『明後日からお盆休みに入るし、この1週間は残業続きできついよな』


『うん、でも私は今日である程度終わったから少しだけ気が楽になったよ。大翔は?」


『俺の方も今作成中の見積もりと図面さえ出来上がれば、後は休暇に入れるかな…。朝比奈は休暇はどうすんの?実家に帰るんだっけ』
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