もう一度出会えたら
玄関に入った途端、背中に感じた彼の体温とお腹に回された力強い腕


首筋に触れた彼の唇に私の胸もキュンと疼いた。


『菜々、好きだよ』


「私も……んっ…」


全て言い終わらないうちに、彼の唇が首筋を辿り横を向かされて貪るように唇を塞がれた。


「あっ…待って…。まだ玄関なのに……」


彼の吐息が右耳にかかり


『ごめん…もう待てない』


切なげな声が耳に流れ込んだ。
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