もう一度出会えたら
私もいつもなら食べ物一つでケチケチ言う方ではない。
でも、でもヒロム君の手の中にあるソレは季節限定の私の大好物のアイス。
もうどこにも売ってなくて今シーズンはそれで食べおさめだったのだ。
毎年、この時期になるとそれを買い求めるためにスーパーに行くと言っても過言ではないくらい好きで
「もう来年まで食べられないのに〜」
恨みのこもった目でヒロム君を見る。
『ごめん…菜々許して…。蓮も泣きやまないし、菜々も中々戻ってこないから泣きやませるために何かないかなと思って冷蔵庫の中を見てたら見つけたんだよ。本当にお兄ちゃんが悪かったから、お願い、菜々ちゃん。お小遣いあげるからさ』
いつまでも子供扱いするヒロム君は、お小遣いで機嫌が直ると思っているらしい。
「いつまでも小さな子供じゃないんだよ!」
『え?食べ物でこんなに怒るんだからそんなに変わんないだろ。なっ蓮』
何て事を言いながら、蓮に同意を求めたヒロム君に、無邪気な笑顔を振りまいて
「うん」 って言った蓮。
『だってさ』
「………………」
でも、でもヒロム君の手の中にあるソレは季節限定の私の大好物のアイス。
もうどこにも売ってなくて今シーズンはそれで食べおさめだったのだ。
毎年、この時期になるとそれを買い求めるためにスーパーに行くと言っても過言ではないくらい好きで
「もう来年まで食べられないのに〜」
恨みのこもった目でヒロム君を見る。
『ごめん…菜々許して…。蓮も泣きやまないし、菜々も中々戻ってこないから泣きやませるために何かないかなと思って冷蔵庫の中を見てたら見つけたんだよ。本当にお兄ちゃんが悪かったから、お願い、菜々ちゃん。お小遣いあげるからさ』
いつまでも子供扱いするヒロム君は、お小遣いで機嫌が直ると思っているらしい。
「いつまでも小さな子供じゃないんだよ!」
『え?食べ物でこんなに怒るんだからそんなに変わんないだろ。なっ蓮』
何て事を言いながら、蓮に同意を求めたヒロム君に、無邪気な笑顔を振りまいて
「うん」 って言った蓮。
『だってさ』
「………………」