不器用な彼氏
『最近あの子、少し変わったような気がしていたけど、やっぱりあなたのおかげね』
『まさか、違いますよ!』
『ううん。間違いないわ』
“とんでもない”と、やや大げさに否定するも、お姉さんはなぜか、確信を持って断言する。さらに、手元を動かしながら、急にワントーン声を落として、
『自分をわかってくれてる人が、そばにいてくれるって、とても安心するのよ…特に、素直じゃない人間はね?』
独り言のようにつぶやく。
『そういう人、お姉さんも、いるんですか?』
思わず流れで聞いてしまったのだけど、お姉さんは何故か少し悲しそうな瞳をして、その質問には答えず、
『ずっと一緒にいて、離れちゃだめよ』
と、微笑んだ。
『まさか、違いますよ!』
『ううん。間違いないわ』
“とんでもない”と、やや大げさに否定するも、お姉さんはなぜか、確信を持って断言する。さらに、手元を動かしながら、急にワントーン声を落として、
『自分をわかってくれてる人が、そばにいてくれるって、とても安心するのよ…特に、素直じゃない人間はね?』
独り言のようにつぶやく。
『そういう人、お姉さんも、いるんですか?』
思わず流れで聞いてしまったのだけど、お姉さんは何故か少し悲しそうな瞳をして、その質問には答えず、
『ずっと一緒にいて、離れちゃだめよ』
と、微笑んだ。