LOVE&LIFE
「幸せよ…。だけど、あなたがいたらもっと幸せだったわ。」

「ふーん…。俺はアンタと一緒に幸せになるつもりは無い。」

な、なんてことを!?

「俺は蒼乃と一緒に幸せになる。あんた以上にな。」

私の顔が赤くなるのがわかった。

大胆発言すぎません!?

「頑張って。蒼乃さん、和希をよろしくお願いします。」

深々と頭を下げる和希のお母さんに私も深々と頭を下げた。

「じゃあな。」

そう言って私たちはその場を離れた。
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