ハートに触っちゃダメです!
「浅見さま~。」

一香が駆けて来た。


「一香さん、すごいね

卒業生代表。」

うららが言うと


「えっ!?どちらさま?」

一香が卒業生の中に混じってる見知らぬ生徒に首をかしげ


一香って頭もいいけど特に人の名前と顔を覚えるのが得意


たぶん全校生徒の名前と顔を把握してるはず


「あらら?覚えてないの?」

「こんな綺麗な方なら一香見覚えないわけありませんわ。」

なんて一香が言うと


「いや~ん。綺麗だなんて~

一香さんこそ綺麗!」

本気で嬉しがってるうらら。


「ちょっと、うらら・・・」


私がこれ以上みんなに接触させないようにとうららを連れ出そうとしてるのに


「あっ!もしかして、丸瀬先生の!?」


一香が気づいて

それとともに


「え?光先生の何?」

みんなが集まって来てしまって


「妹のうららです。」

挨拶し出すうららに


「まあ、そうでしたの?

お似合いですわ。」

一香

全然この状況をおかしいと思ってない様子



丸瀬先生の弟が女装して卒業式に紛れ込んで『妹です。』とか言っちゃってるのに・・・


今日って卒業式なんだよ?


こうやって校庭でみんなそれぞれ写真を撮りあったりとかしてるけど


ここにうららが混じってることって


不思議じゃないの?


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