【完】告白のスカイラウンジ
テーブルの上に置かれた相葉君の手帳は、いつも持っていたからだろう。
表面の赤い革がところどころ剝がれていてぼろぼろだった。
ぼろぼろの手帳の中のカレンダー。その日付の一つ一つには、私と相葉君との思い出が練られていた。
休みの日以外、真っ黒くびっしりと埋められている一日一日。
それを一つ一つ読んでいくと、相葉君との思い出が一つ一つ蘇ってくる。
『森田先輩にアポの取り方を教えてもらう』
『森田先輩からペンをいただく。もらうじゃなくていただく。すべてに感謝する姿勢!』
『言い訳をせず頭を下げる森田先輩。俺のミスなのに情けない。』
『無理して仕事をして体調を崩して怒られる。体が一番大切。森田先輩からの差し入れ、栄養ドリンク30本。俺そんなに情けなく見えるのかな?』
『はじめて、リーダーになった仕事が成功した。少しでも森田先輩に近づきたい。』
『プレゼン失敗に終わる。だめだったとしても、一歩ずつ近づいてる。森田先輩の言葉が一番響いた。森田先輩と一緒に働けて幸せだ。』
そして、今日の日付け。