【完】告白のスカイラウンジ
こくりと飲みこんだ瞬間、相葉君の私に対する気持ちがすっと落ちてくるように伝わって来た。
それはとっても嬉しくて、私の心を震わせた。
「このカクテル、日本酒ベースなんだね」
「森田先輩のことを思って頼んだカクテルですから」
「そっか。『人を大切にした』カクテルだね」
ワイングラスをそっとテーブルに戻し、こぼれる涙を見られないように外の夜景の方へ顔を向けた。
「どうして泣いてるんですか?僕、何か気に障るようなことしましたか?」
「違うよ。そんなんじゃない。嬉しくて……私と一緒に仕事をしてみたいって言っていた若造君が、こんなに立派になったんだなと思って」
「若造君って……」
「ごめん、ついつい可愛くて」
「可愛いって言われるの好きじゃないの分かってて、またからかってるでしょ?」
「ははっ。バレたか。でもからかわさせてよ。もう少ししか一緒に居られないんだから」
「え?どういう意味ですか?」