Blue Snake
「なーんかさー、そういう態度されると、」
カートの足が清水凛によって押さえつけられた。
障害物の所為で前に進めない。
私は奴の足からカートを逃がすために強い力を前に送った。
そのままカートで突進してやる。
しかしどんなに力を込めてもカートは前に進まない。
「いじめたくなるなー」
ふはっと笑って私の目を真っ直ぐに見た。
たれ目から覗く、黒く大きな瞳が私を捕らえた。
「酷いこといっぱいシて」
低く呟かれるような声。
「鳴かせて」
「壊して」
「それでも俺が欲しいって言うように」
清水凛の手が伸びてくる。
「調教、したいね…?」