Blue Snake

そして首に巻かれていたネクタイを外す。

「離れてください」

「ひひひ。ほんと照れないよねー」

「いいから離れてください」

「少しは赤くなったら可愛いのにー」

上に乗った清水凛は暴れる私の腕をネクタイで器用にまとめていく。

その間も笑顔は絶やさない。

本当に嫌な奴だ。

「はい、完成ーー」

清水凛は私の両腕を自分のネクタイでまとめ上げた。

ご丁寧に固結び。

そして奴は俵を担ぐように私を持ち上げた。

清水凛の身長はだいたい185cm。

高いし、揺れるし、清水凛の背中しか見えないし、頭に血がのぼる。

「離してください!」

「……」

返答がない。

ただの清水凛のようだ。
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