I line xx
そのツイートを読んだとき


正直心配で躰が震えるのを感じた


すぐにラインでハルにメッセージを送る


けれど


いつもののんきなハルがそこにいた


大丈夫とメッセージを送る私


ハルはふざけた返信を返してきた


こんな時が一番辛いと感じた


近くにいたら


すぐに抱きしめられるのに


寝ていなさいといって


彼を独り占めできるのに


何より離れていることが


恐かった


困っていないか


何より寄り添ってあげられない


悲しさで


躰が震えていた


今日も朝から


大切な仕事が待っていた


休むなんてできなかった


大切な会議が近く開催されるので


それの資料作りに、暫くとりかかる予定だった


つまり


何もしてあげられないのだ


そう思った時


悔しさは


泪になって、目の前に置かれたコーヒーカップから


上がる湯気を照らす窓から差し込む光を


歪ませて見せていた
< 3 / 62 >

この作品をシェア

pagetop