御曹司と愛されふたり暮らし
アルバム……! 見たい……! なんていう好奇心が膨らんでしまって、思わずアルバムに手を伸ばしかけ、慌てて引っこめる。
ダメダメ! 人のアルバムを勝手に見るなんて!
でも、私の知らない頃のハルくんの写真とか見たいぃ……!
と、私が自分の理性としばらく必死に格闘していると。
「どうした? 本の場所わからないのか?」
と、なかなかリビングに戻らない私を不思議に思ったのか、ハルくんも部屋に入ってきた。
「あっ、ハルくん……」
首を傾げて私をじっと見つめるハルくんに、なんだかウソがつけそうな気がしなくて、私は正直に「アルバム見たいなと思っちゃって……」と話した。
すると彼は。
「ああ、これ? 全然いいけど」
と言って、アルバムを本棚から抜いて、本棚の横のデスクの上で開いてくれた。
「み、見ていいの!?」
「全然いいけど。ただこれ、小学生の頃のアルバムだから、花菜も知ってる頃の俺だぜ」
「それでもいい!!」
ハルくんの言った通り、そこに写っているのは私と同じクラスだった頃のハルくんの写真。
遠足や運動会の時の写真では、私も小さく写りこんでいるものもあったりしておもしろかった。
アルバムを実家からわざわざ持ってくるなんて男性にしては珍しいんじゃないのかな、と思って彼に聞いてみたけど、どうやら私との話のネタになればと思って、同じクラスだった頃の写真が入っているアルバムだけ、このマンションに持ってきたらしい(でもアルバムの存在をつい忘れていたらしい)。
「臨海学校の時の写真だー懐かしー。
あ、こっちには先生たちも写ってるー!」
そんなふうに、懐かしさに浸りながらアルバムを楽しみ、次のページをめくるとそこには家族写真が入っていた。
そして私は、そこに写っていたひとりの男の子が気になった。
「この子……唯(ゆい)くんだっけ? ハルくんの弟の」
ダメダメ! 人のアルバムを勝手に見るなんて!
でも、私の知らない頃のハルくんの写真とか見たいぃ……!
と、私が自分の理性としばらく必死に格闘していると。
「どうした? 本の場所わからないのか?」
と、なかなかリビングに戻らない私を不思議に思ったのか、ハルくんも部屋に入ってきた。
「あっ、ハルくん……」
首を傾げて私をじっと見つめるハルくんに、なんだかウソがつけそうな気がしなくて、私は正直に「アルバム見たいなと思っちゃって……」と話した。
すると彼は。
「ああ、これ? 全然いいけど」
と言って、アルバムを本棚から抜いて、本棚の横のデスクの上で開いてくれた。
「み、見ていいの!?」
「全然いいけど。ただこれ、小学生の頃のアルバムだから、花菜も知ってる頃の俺だぜ」
「それでもいい!!」
ハルくんの言った通り、そこに写っているのは私と同じクラスだった頃のハルくんの写真。
遠足や運動会の時の写真では、私も小さく写りこんでいるものもあったりしておもしろかった。
アルバムを実家からわざわざ持ってくるなんて男性にしては珍しいんじゃないのかな、と思って彼に聞いてみたけど、どうやら私との話のネタになればと思って、同じクラスだった頃の写真が入っているアルバムだけ、このマンションに持ってきたらしい(でもアルバムの存在をつい忘れていたらしい)。
「臨海学校の時の写真だー懐かしー。
あ、こっちには先生たちも写ってるー!」
そんなふうに、懐かしさに浸りながらアルバムを楽しみ、次のページをめくるとそこには家族写真が入っていた。
そして私は、そこに写っていたひとりの男の子が気になった。
「この子……唯(ゆい)くんだっけ? ハルくんの弟の」