御曹司と愛されふたり暮らし
「な、なんだ!? 急に!」
ハルくんは口もとを拭いながら、やや顔を赤くして、私を凝視する。
私が急に変なことを言ったんだから、ムリはないと思うけれど。
私は、まだ伝えていなかった自分の気持ちをーーハルくんに伝え始める。
「ハルくんに負担をかけたくないから、このマンションを出てアパートに戻る、っていうのは、紛れもない、確かな私の気持ち。
だけど、ちゃんと伝えてなかったよね。
私は、この先の将来もずっと、ハルくんと一緒にいたいんだよ」
「花菜……」
「自分の気持ち、全部をちゃんと伝えてなかったから、嫌な気持ちにさせちゃったよね。まるで、私にハルくんはいらない、って思わせてしまったかもしれないよね。
そうじゃないよ。私にはハルくんが必要なの。だからこそ、平等な関係でいたいの」
「……うん」
ちゃんと伝わったかな? 私の気持ち。
不安だけど、ハルくんは確かに頷いてくれたから、彼を信じよう。
するとハルくんも、ゆっくりと自分の気持ちを話してくれる。
「花菜が、俺のことをどうでもいいっていうつもりでこのマンションを出ていく、って言ったわけじゃないのはちゃんと理解してた。
でも、もしかしたら……っていう気持ちが拭えなくて不安になったのも確かで。
たとえそうじゃなくても、俺が花菜を想うほど、花菜は俺のことを想ってないんじゃ、って考えたりもして」
「うん……ごめんね、嫌な思いさせて」
「違うよ。俺が勝手に思いこんでただけだから」
「ううん。私がもっとしっかり、自分の気持ちを伝えていれば良かったのに」
「花菜は悪くないよ」
「ハルくんの方が悪くない」
「いや、花菜は全然悪くないから」
「ハルくんだって悪くないからっ」
私がちょっとムキになってそう言うと、お互いに見つめ合って、そしてふたりして笑い合った。
ハルくんは口もとを拭いながら、やや顔を赤くして、私を凝視する。
私が急に変なことを言ったんだから、ムリはないと思うけれど。
私は、まだ伝えていなかった自分の気持ちをーーハルくんに伝え始める。
「ハルくんに負担をかけたくないから、このマンションを出てアパートに戻る、っていうのは、紛れもない、確かな私の気持ち。
だけど、ちゃんと伝えてなかったよね。
私は、この先の将来もずっと、ハルくんと一緒にいたいんだよ」
「花菜……」
「自分の気持ち、全部をちゃんと伝えてなかったから、嫌な気持ちにさせちゃったよね。まるで、私にハルくんはいらない、って思わせてしまったかもしれないよね。
そうじゃないよ。私にはハルくんが必要なの。だからこそ、平等な関係でいたいの」
「……うん」
ちゃんと伝わったかな? 私の気持ち。
不安だけど、ハルくんは確かに頷いてくれたから、彼を信じよう。
するとハルくんも、ゆっくりと自分の気持ちを話してくれる。
「花菜が、俺のことをどうでもいいっていうつもりでこのマンションを出ていく、って言ったわけじゃないのはちゃんと理解してた。
でも、もしかしたら……っていう気持ちが拭えなくて不安になったのも確かで。
たとえそうじゃなくても、俺が花菜を想うほど、花菜は俺のことを想ってないんじゃ、って考えたりもして」
「うん……ごめんね、嫌な思いさせて」
「違うよ。俺が勝手に思いこんでただけだから」
「ううん。私がもっとしっかり、自分の気持ちを伝えていれば良かったのに」
「花菜は悪くないよ」
「ハルくんの方が悪くない」
「いや、花菜は全然悪くないから」
「ハルくんだって悪くないからっ」
私がちょっとムキになってそう言うと、お互いに見つめ合って、そしてふたりして笑い合った。