御曹司と愛されふたり暮らし
「花菜? どうかしたか? 顔赤……」

「なんでもないです!」

どうしよう。
手を握られただけでこんなにドキドキしてしまうのに、いきなり男性と同居なんて、やっぱ無理かも?
でも、「yes」を出してしまった。今さら「やっぱりno」なんて言えない。



「まずは家具を見に行かないとな? 必要最低限のものはすでに揃えてあるつもりだけど、花菜の好みもあるだろうから、それに合わせて必要なものをいろいろ買いに行かないとな? 食器とかももう少し欲しいよな。あとは……」

ハルくんは楽しそうにそう言って、出かける支度を始める。
わ、私もアパートに戻っていろいろと取りに行かなきゃいけないものもある。

一週間。
とりあえず一週間でいい。
一週間経って、やっぱりムリならアパートに戻れるんだから。


それまで私は、極上な彼と、極上なこのマンションで、なんとか必死に暮らしていくんだ!
……極上な家で必死に暮らすだなんて、矛盾しているけれど!
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